鋸山
浜金谷駅から徒歩10分、鋸山に上ってみました。
とはいえ、まずはロープウェー。周辺の環境を説明する乗務員の方が外を見ることもなくタイミングよくばっちり説明してくださる。職人芸を感じました。
子供たちに大人気の猫が寝そべっている頂上の駅から、おいしそうな焼き団子やソフトクリームをスルーして日本寺を目指します。
境内には、岩を削ってつくられた摩崖仏や、地獄覗きとよばれる絶壁などがあります。
案外このような岩を削った痕の方が、都市よりも長く人類の存在を後世に残すかも、などと考えてしまいます。
ほんのりお散歩に出たつもりが、調子に乗って、ちょっと山登りをすることになってしまいましたが、絶景でした。
休日は、15時30分に閉門するので、行こうかなと思った方は気を付ける方がよいかと思います。
カフェえどもんず
浜金谷の駅から海に向かって房州石の塀の間を歩くこと2-3分、寺のような合掌造りのトタン屋根が見えてくる。
門から見える建物の窓には旭日旗、手前にはUSArmyのマークの入ったミニトラック。親米系の右翼団体だろうか?というのが第一印象。正直言って、めちゃくちゃ入りづらい。勧誘されたらどうしよう。思い切って入口を探すと、マスターが常連さんたちとにこにこ歓談中。
土間には麻の袋ではなく、樽に入ったブルーマウンテンの豆と焙煎機、それらを外からみえなくするために旭日旗。なるほど納得。
外装の無骨さからは想像もつかないような、歴史を感じられる落ち着いた店内の調度品たちと親切な接客にあっという間に落ち着いてしまう。ジャマイカのブルーマウンテンを注文。浅煎で粗めに挽いた豆をプレスで飲むスタイル。浅煎にありがちな、軽すぎや味の薄さはなく、納得の色、香り、酸味。格別に美味しい。
メニューにも書いてあったが、台風被害で全壊してしまったところからの立て直しのようだった。梁や天井板が水に浸かった痕と思われる感じや、クッションフロアを張った床が被害のすさまじさを物語っていた。
この古く新しいお店の中は驚きとおいしさに満ちている。